今年、静岡の桜はとりわけ満開シーズン入りが大変遅かったですね。
ウェザーニュースのさくら開花情報より、「はままつフラワーパーク」「駿府城公園」「伊豆さくら公園」「小田原城址公園」「三ツ沢公園」「明治神宮外苑」で並べてみると、静岡県中部から神奈川県西部にかけて桜吹雪予想時期の遅さが気になりました。
そのためか
ryugo hayano@hayano
今年は長く楽しめるなぁ.都心の桜のトンネル https://t.co/jaJRzi8rB8
2017年04月13日 13:25
開花宣言がとりわけ早い記憶のある東京都心でもこんなツイートがありましたし、
うさはかせ Prof.Lièvre@usa_hakase
しかし4月なかばにようやく大学近辺の桜が満開とは、記憶にないくらい遅い。
2017年04月14日 21:18
静岡大学近辺では入学式シーズンをはずした満開に驚きの声もありました。
まぁ@melonpanda777
今日の須走、富士浅間神社前の桜! https://t.co/rTbtIzlNLG
2017年04月27日 18:15
とはいえ現時点では富士霊園のソメイヨシノもすでに散り、富士山周辺では須走にある富士山東口本宮の桜が見ごろを迎えているそうで。
この時期、桜の撮影スポットなんぞ場所さえ選べばいくらでもあるというのに、どこかのヘタレアイドル曰く、
このたび、5thシングル「さくらの木の下で」の発売に関してご報告させていただきます。
桜の開花に合わせて、満開の桜の木の下でのジャケットイメージの撮影を考えておりましたが、スケジュールがずれて桜に合わせた撮影が出来なくなりました。
一度撮影スケジュールを組み直そうと各方面で調整しましたが、
最終的に実現に至らず申し訳ございません。
これに伴い発売日を5月30日に延期させていただきます。
満開の桜をイメージしてジャケ写撮影を目指していたシングルでありながら、北海道の道東あたりのチシマザクラが咲いているかどうかすらあやしい5月末に発売延期とか。当然歌詞のほうも発売時期にあわせて、桜が花咲くイメージではなく、青葉の下で毛虫が落ちてくる感じなんですよね(笑)
まあそんなわけで今年の桜開花予想では、桜前線が津軽海峡をわたって北海道に上陸する時期なのですが、桜に対する世間の関心が薄れても、このブログは「2017年の桜の開花予想、民間気象会社3社どこが的中するの?その4」を書いてみたいと思います。
まずは気象庁と台風の上陸の定義をめぐってバトルする、気象予報業界の暴れん坊ウェザーニューズ社のさくら情報から(4月25日発表「第9回桜開花予想」より)。
第9回桜開花予想を発表します。
本開花予想は、4月13日〜4月15日の3日間にわたって実施された「全国つぼみ調査」の報告、ウェザーニュース”さくらプロジェクト”の参加者から届く桜リポート、今後の気象予測などをもとに算出しています。
各名所の開花予想日
・五稜郭公園 4月25日
・北海道神宮 5月2日
・二十間道路桜並木(エゾヤマザクラ) 5月5日【北海道】函館・札幌はGW中に見頃に
先週、気温の低い日が多かったことに加え、今週末まで気温が平年並みかやや低い日が多い傾向のため、北海道内の桜の開花はこれまでの予想よりやや遅くなる可能性があります。
ただ、極端な寒の戻りではなく、5月に入ると平年より暖かい日が多い見込み。また、全国つぼみ調査では、道南エリアで開花もしくは開花間近となった花が出始めており、道南・道央エリアは今週にも咲き始める予想です。
今回発表分のつぼみ調査は4月半ばに実施ですか。なるほど10日前の観察データをもとに予測していたのですから、見ごろ予想を外してくるのも納得です。ご自慢の全国つぼみ調査は役に立っているような感じすらしませんが、おそらく人力でつぼみ画像を解析しているから、こういう体たらくなのでしょう。
ウェザーニュースも IBM に買収されたら、全国つぼみ調査も含め THINK Watson でもっと確実性の高い開花予想が提供できるようになるかもしれませんね(笑)
つづいて今年は1月24日から開花予想をスタートさせている、ウェザーマップ「桜の開花予想2017」より
ひとくち解説【4月27日更新】2017年のさくらは、関東より西で遅め、関東は平年並み、東北・北海道で早めでしょう。
前回4月24日の発表と比べて、今後の気温が高いと見込まれるため、道北・道東で予想が早くなっています。
見ごろの地域は、東北北部から北海道へと移っていきます。
今年は、関東から西で暖冬傾向だったため、休眠打破は鈍く、花芽の成長はやや遅れ気味になっていたとみられます。この遅れの効果は西ほど強くなります。
2月の気温は、関東より西の地域で低めとなりましたが、そのほかの地域は平年よりも高めでした。3月は北海道をのぞいて気温が低めとなりましたが、4月に入ってからは気温が高い日が続いています。
このため、東海から西では暖冬による成長の遅れと2月・3月の低温の影響で、平年より遅い所が多くなりました。特に九州は暖冬の影響が大きいため、福岡を除いて大幅に遅くなりました。
関東は2月にたびたび強い南風が吹いて気温が上がったことなどからほぼ平年並み、北日本は暖冬の影響がほとんどなく2月以降の気温を平均するとやや高めとなるため、開花は平年より早くなっています。
安定のウェザーマップ。帯広付近などで多少開花が早まったという判断がみられる地域があるものの、4月10日の予想とはほぼ変わりません。気象庁の標本木だけという割り切った予想ゆえかもしれませんが、能力もないのに大風呂敷を広げるどこかの会社も見習ってみては(笑)
帯広は4月30日、室蘭は5月1日、旭川は5月3日、稚内は5月9日、釧路は5月13日。満開日でみても5月30日のシングルリリース時には、今年北海道の地方都市の街中ですら桜が咲いているところはなさそうですね>某ヘタレアイドル。
最後は日本気象協会「桜情報 - 開花予想」より。
2017年の桜前線は、3月21日の東京の開花から約1ヶ月が経過し、4月23日に北海道の松前町で開花しました。この先、まもなく函館で開花、来週はじめには札幌、帯広や室蘭などで続々と開花する見込みです。また、東北北部の盛岡や弘前、標高の高い岐阜県高山、長野県大町などでは満開となり、各地から花見でにぎわう声が聞こえています。本州の桜は今週末で見納めとなるところが多く、ゴールデンウィークの始まりとともに、本州から北海道へ桜のバトンタッチが行われそうです。
函館市や札幌市では日本気象協会の直前の予想よりも早く開花したようですが、ウェザーマップ同様帯広は4月30日、室蘭は5月1日、旭川は5月3日と予想。しかしながら稚内は5月12日、釧路は5月15日とウェザーマップより遅くなるとしています。ウェザーマップと異なり日本気象協会は民間ベースの非公式開花発表地点も拾っているため根室のチシマザクラの掲載がありますが、こちらの満開予想は5月24日。チシマザクラの見ごろは1週間から10日ですから、どこかのヘタレアイドルのシングルも根室限定発売ならウケるかもしれませんね。