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Channel: ArcaOS 5.0 と Silverware のお部屋
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ArcaOS 5.0.1 を ThinkPad T430 にインストールしてみたら

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7月に中古の ThinkPad T430 を購入して早数週間。Windows 10 プリインストール機だったために起こる「パーテーションテーブルが壊れている」旨のお決まりのトラブル以外は問題なく、 Core i5 3320M(2.6GHz)のCPUに4GBのRAM、320GB HDDの ThinkPad へのインストール自体はあっけらかんと終了した。

 

ただし初回導入時は新しくなった SNAP Display Driver v3.1.9 (ArcaOS 標準装備)を試してみたため、WXGA+(1600*900)のディスプレイに幅広に表示されるというおまけつきだったが・・・。その後 eComStation 2 でも使われていた Panorama VESA Driver (ArcaOS 標準装備)に変更して、ワイドスクリーンの問題は事なきをえた。

 

ThinkPad T430 Desktop

 

とはいえ ArcaOS で対応機器の少ない Wi-Fi ドライバに関しては、非公式で配布されている Generic MAC Wrapper Driver ですら使えなかったため、Windows 10 から設定ファイルを引っ張ってくる必要があるとのこと(Testing an UnSupported Network Driver with GenMAC - OS2World.com Wiki)。

 

ではもう一度 Windows をインストールするなら、ArcaOS のデュアルブート環境を作るかと思い立ったのですが、これがいばらの道で・・・もう懲りました。

 

たとえば Windows 10 のコンピュータ管理でこう見えているとしましょう。Windows 10 は Cドライブの 287.95GB(NTFS) にインストールされていますが、先頭にある 10.14GB(NTFS) を JFS にフォーマットし直して ArcaOS をインストールするとします。

しかし NTFS ドライバがない ArcaOS のインストーラからはこう見えるうえ、

MiB アライメントを認識できない ArcaOS は「壊れたパーテーションテーブルを報告する」だけで一切操作ができない罠。そのため ArcaOS50_InstallationGuide.pdf によると、

If the Logical Volume Manager still reports corrupt partition tables or presents other error messages, there may be more incompatibilities with OS/2 LVM which need to be resolved prior to installation. Such issues may best be addressed using third party tools.

「サードパーティーのツールを使って解決してくれ」とのこと。どうせ今後 OS/2 環境を維持するつもりなら DFSee 14 を使ってみるのがいいかも。

というわけで超久しぶりに DFSee 14.x bootable CDROM を使ってなんとなく Wipe 機能を実行してみた(ふつうそこまでする必要はない)ところ、300GB のディスクでは1時間で終わらなくて・・・どうも眠ってしまったらしい。

 

そしてこの記事を書いている今日、改めて ArcaOS をインストールしてみました(T430 へ導入するのは何回目だろうか)。

 

ちょっと画像が小さすぎですが、今回のインストールでは Win-OS2 (Windows 3.1)を外して、User Experience Options で非選択になっていた ArcaBar という謎の選択肢を選び、

フォントに Japanese を追加、さらに日本語の漢字表示に難がある Workplace Sans (ArcaOS 標準装備)をあえて外してみました。

ハードウェア設定はいろいろありますが、ThinkPad T430 では APM ではなく ACPI を有効にしたい都合上、ディスプレイドライバは Advanced Display Driver(SNAP) か Enhanced Display Driver (Panorama) のどちらか、サウンドドライバは Universal Audio Driver しか選択する余地がありません。それ以外の IBM サポート時代からある旧来のドライバを使うには、APM を選択してください。

 

そうすると起動時 Processor Initialized: 4 と表示されます。なお今月 ACPI Driver や ArcaOS Kernel がアップデートしていますが、今回は導入を見送りました。

 

はい再び ThinkPad T430 に戻ってきた ArcaOS 5.0.1 です。ま Wi-Fi の設定ファイルはとっくに確保してあるのですが、ThinkPad T430 では有線のイーサネットケーブルでインターネットにつながっているので、無線は後回し。懸案の UniAudio ドライバで音が鳴らない問題を検証したいと思います。

 

すでに特許も切れたというのに相変わらず ArcaOS では mp3 サポートが非標準なのですが、今回は PM123 v1.3x を導入してサクッと解決(実は MetalTux も導入したかったのですが、現在配布されている PM123 v1.37 では使えませんでした)。

 

PM123 v1.37

 

 

そして本当に音が鳴らないのかヘッドフォンを接続して検証してみたところ、

 

あれノイズ混じりで音量も小さいけど鳴っているぞ!!!

 

本当はもう出かけたいのに・・・と思いつつ、デジタルカメラをセットして動画を撮ってみました。ヘッドフォン出力のため音量が小さいので、PM123 のイコライザの PreAMP をちょっといじってあります。現在の UniAudio ドライバではスピーカ出力が無効にされていますが、ヘッドフォンをつなげばもしかしたらサウンドが聞こえるかもしれません、ということ。

 

さらにもしやと思い Firefox ESR 38.8 で Youtube を開いてみたら、超くだらないピコ太郎の「ラブ&ピース音頭」が聞こえてくるではありませんか。つーか2017年にOS/2が生きている検証にもっとましな動画の選択はなかったのかよ(笑)

Firefox ESR 38.8 / ArcaOS 5.0.1

 

ハハハこうして僕の日曜日午後の予定は完全につぶれましたとさ。

 

# ArcaOS Bugtracker には後で報告しておこう。

 

【8/28 14:00追記】

UniAudio Mixer PMを試してみよというお告げがあったので入れてみました。

おおー Speaker Playback Volume を上げればノイジーな音が聞こえてきそうじゃんと思ったのは束の間。実際は MCI のエラーを吐いたり音が出なくなったりします。MMOS2 のエラーが log に残っているといいな。とりあえず仕事に行きます。(;^_^A


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