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2018年1月23日、予想外の本白根山で水蒸気噴火。

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草津白根山(奥山田/逢ノ峰)気象庁監視カメラより

2018年1月23日午前9時59分ごろ草津白根山で噴火があったと気象庁が発表した。

<草津白根山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表>
 本白根山で噴火が発生したもよう。鏡池付近から1キロメートルの範囲では警戒が必要。
<噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げ>

**(本 文)**
1.火山活動の状況及び予報警報事項
 草津白根山では、本日(23日)09時59分に傾斜変動を伴う振幅の大きな火山性微動を観測しました。本白根山で噴火が発生したもようです。
  なお、噴火の詳細は現在調査中です。
  本白根山鏡池付近から概ね1キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

よくみると噴火が発生したのは「本白根山」とあるのだが、実は今回ハザードマップで想定されていない場所から噴火したのが大きなポイントなのだ。草津白根山の噴火ハザードマップによると、こうある。

草津白根山ハザードマップの円の中心にあるのは白根山の湯釜という場所であって、本白根山は噴火の危険個所としてはノーマークだった。そのため草津白根火山観測所長も「予想外の場所だった」と述べている(毎日新聞)。

さらに今回は噴火活動に伴う直前の火山性微動まで兆候が一切なかったことも災いした。以下の挿絵は1月23日13時に発表された火山活動解説資料より。

そのため今回は前兆が捉えにくい水蒸気噴火ではないかと考えられている。しかもこの付近の火山活動は約5000年前に本白根山ができた噴火から1500年前の噴火までしか知られておらず、それ以降はハザードマップで警戒されていて活動実績もある北方にある湯釜がもっとも噴火すると思われていたのだから、今回スキー場で被災した方は運が悪かったとしか言いようがない。過去の御嶽山噴火災害が紅葉のシーズンで日中だったのが災いしたのと同様、今回の噴火がもしロープウェイの営業していない夜間や吹雪だったら被害はもっと少なくなっただろう。

 


ちなみに今回噴火した本白根山はこちら(Google map 3D)。山頂の凹みにあるのが鏡池で、今回噴火が発生したのは鏡池のある山頂より一段下がった凹み、 鏡池北火砕丘らしい。なおこの山の右手を通る草津国際スキー場の本白根ゲレンデの清水沢コースや、ロープウェイ山麓駅下にある青葉山ゲレンデは噴火に伴い安全確認ができるまで使用禁止になったが、草津国際スキー場の天狗山ゲレンデ、御成山ゲレンデは営業するそうだ。

 

また近くの草津温泉にも噴火の影響は及ばない。2014年の御嶽山噴火のように、一度水蒸気噴火を起こしたらもうこれっきりになるかもしれない(永久に噴火しないのではなく、当分の間噴火しないという意味だけど、過去の「ただちに影響はない」のように言葉は受け取り方でいくらでも変わるから難しい)。以後情報が入り次第更新ということで。

 

 

【参考にした記事】草津白根山2018年1月23日噴火の迅速解釈 - Togetter。 ただし迅速解釈というだけあって今後現地調査の結果が公表されれば訂正されるものがあるかもしれない。フジテレビの動画にある噴気を指して「新火口」と断定しているとか。

 

【2018.1/23 22:22追記】

毎日新聞の動画でみる黒い火山灰の分布をみると、鏡池北火砕丘の北側のへりが新火口で間違いなさそうだね。

【2018.1/24 0:25補足】気象庁やハザードマップが述べる「3000年前の噴火」という数字は古いデータに基づいたもので、現在ではこの噴火は4800~5000年前とされている。また気象庁が述べない本白根山の1500年前の噴火については最近の研究で明らかになったもので、

[SVC48-11] 草津白根火山本白根火砕丘群の完新世の噴火履歴

鏡池火砕丘の活動は12L層の形成年代と同時期の約5000年前に起こったと結論される.また,鏡池火砕丘本体の上位の火山弾着弾層のうち,KG2層とKG5層の火山弾は,各々鏡池と鏡池北火砕丘構成物と同じ岩石学的特徴をもち,これらの火砕丘頂部の火口の拡大時に放出された可能性がある.KG5層直下の黒ボクの年代(1.5~1.4 cal. ka)から,約1500年前まで鏡池北火砕丘で活動が起きていたようである.
また,各火砕丘の表層部に北側に隣接する火砕丘に由来する火山弾が見られることから,本白根火砕丘群の活動は,古本白根火砕丘,新本白根火砕丘,鏡池火砕丘,鏡池北火砕丘の順に,南から北へと変遷したと推測される.本白根火砕丘群のうち,鏡池北火砕丘またはその火口が形成された年代は約1500年前であり,本白根火砕丘群では,これまで推定されていた活動年代よりも最近までマグマ噴火が起きていたことが明らかになった. 

とあるが、いずれにしてもこのあとの噴火活動は北側の湯釜に移っていたし、御嶽山の事例と違ってわずか1km離れた隣の山では常時観測体制が敷かれていたので噴火に伴う変動は分かったが、すぐ噴火したので噴火警報を出すことはできなかった。それだけ不意打ちの噴火だった。これは今の科学ではどうすることもできないと思う。

 

 


USB ブータブルな ArcaOS 5.0.2 リリース

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スラド「USBブータブルなOS/2「ArcaOS 5.0.2」がついに登場」より

USBブート可能なOS/2が「ArcaOS 5.0.2」としてリリースされた(Arca Noaeによる発表)。

2015年9月にUSBブータブルなOS/2が登場予定と報じられたが、eComStation 2.2は音沙汰がなくなり(eComStation 2.1のライセンス販売は継続中)。その後開発表明されたArcaOS(Blue Lion)でUSBブータブル機能が実現するとアナウンスされたが開発は遅れに遅れ、今年ようやく製品にAltBootという名前で搭載された。

さてこの機能、ArcaOS 5.0.2 ISO(Personal Edition 129米ドル)とは別に配布されるArcaOS 5.0.2 Bootable USB Stick Imageを用意することで、OS/2上は当然のことながら、WindowsやMacOS X、Linux上でもArcaOS Installerが起動するUSBスティックを作成できる。そして USBブートによるArcaOSインストールだけでなく、Installerに付属するSystem Managementからテキストエディタやコマンド・プロンプト、Auroraを使ったブラウジングもできるので、緊急起動区画的な使い方もできるかなという感じだ(もちろんOS/2 Warp標準の緊急起動区画からネット接続は不可能だった)。

なおRoadmapによると、Arca NoaeはUSB 3.0 host controller supportを開発中で、旧来の16bitドライバとの互換性を捨ててでもUSB Stackの32bit化を実現したいらしい。タレこみ人はeComStation 2.1やArcaOSに2TBのUSBポータブルHDDを接続しており速度に不満がある。とはいえ将来転送速度が改善される予定なら、微力ながら応援していきたい。

余談だが、今テストしている ThinkPad T430 では DOS も Win-OS/2 セッションも使えなかった。Known issues commonly reportedによれば、その理由として ArcaOS の仮想 DOS セッションのコードで用いられているシステム BIOS に互換性がないため、多くの新しいマシンで使えない既知の問題らしい(ArcaOS Bugtracker をみると、最初の報告は 2016 年冬だった)。うん、「DOSも使える」と見出しに書いた PC Watch は逝っちゃって正解だったかもね(にっこり)。

# 知らない人のために説明すると、スラドにタレこんだのは僕です。

 

PC Watch に敵意むき出しの最後の段落は冗談で書いたのに、またしてもスラドのストーリーにまるごと採用になっててしょうじき焦った(笑)。たまにはどこのサイトも取り上げないニュースがスラドにあってもいいんじゃないの?まさにアレゲなニュース。コメントが少ないのは、きっとこのお願いをきいてくれたからだと思ってる(爆)

 

さて先に ThinkPad  T430 で VDM が使えない件について。

当初ビデオドライバのせいかと思って Warp4 時代から愛用している SNAP Display Driver に変えてみたのだけど、状況は変わらず。

仮想環境や Intel Core i3 の某 PC では動くそうなので、acpi のせいかとこれまた外して CPU ひとつしか使えない APM モードで ArcaOS をインストールしてみたけど、これまたダメ。つまりこれは ArcaOS の実装が悪いんじゃなくて、Warp4 譲りの仮想 DOS マシン (VDM) のコードが新しめのハードウェアに対応していないということ。

0001193: DOS sessions hang or don't work on many EFI based systems.

しかも Bugtracker をみると CPU 依存ではなく、UEFI 準拠の PC で起こるらしい。現在修正中ということなのだけど、こういう地雷が ArcaOS にはいくつも埋まっている。
0001665: Only 2 GB out of 8 GB RAM were recognized
ある AMD FM2+ のシステムでは BIOS が報告する 8GB RAM のうち、2GB しか ArcaOS が認識しないという。しかもコメント欄によれば、eCo Software の Eugene Gorbunoff 氏曰く、新しい OSLDR は 2010 年以降に製造されたノート PC で 4GB 問題を解決したが、 最近のインテルチップセット(氏の表現 Intel chipset > 100 (beginning of 2016) とは 100/200/300 Series のことか)では 2GB しか認識しない問題が再発しているそうで。

些細なところでは、ArcaOS 5.0.1+UniAudio 2.02.04 でサウンド問題が解決したのに、ArcaOS 5.0.2+UniAudio 2.02.04 ではスピーカが鳴らない/MCI Error が出るとかね(バグ報告した僕はアップデートした kernel や ACPI が怪しいと思っている)。 もちろん 5.0.2 で修正された問題もあるが、5.0.1 のままで使っていたほうが幸せな場合もあるので全体的には「低品質」なアップデートだと思っている。

 

さて本題の AltBoot について書こう。「ArcaOSがUSBブートできる」と聞いて、僕も含めて多くの人が USB スティックに ArcaOS デスクトップを入れて、あちこちの PC に挿しまくって Warp できるぞと思ったことだろう。でも実際に持ち運べるのは ArcaOS Installer だけなのだえー

 

実際に USB スティックでブートした画面がこちら。

DVD でブートしたときと同じ画面がまず出る。ここで Install / Maintain ArcaOS を選ぶ。

そうするとインストール時の設定選択画面になる。通常は default values で問題ないが、ここでは Boot with menu for own values を選択。

A R C A O S 起動中。

v5.0.2-en というバージョン番号が見えるが、 ArcaOS のバージョン確認のできるところがほかに見当たらないので、たぶん唯一の表示だろう。ちなみに Command Prompt から ver コマンドを入力すると、「The Operating System/2 Version is 4.50」と返してくる。だから「OS/2互換OS」と書いた PC Watch は製品を購入しない限り ArcaOS の話題に触れるな。

あと気になったのは Devices ページの USB optical drives (CD/DVD/BD): という行。USB2.0 までしかサポートされていない ArcaOS 5.0.2 で BD が実用になるのか?OS/2 で BD は想像もつかなかったが、ThinkPad なら USB より速度的に有利なウルトラスリムベイに入る BD ドライブがあるはずだから、気が向いたら人柱してみようか。

何も設定していないけど F10 を押してブートを進めると、ACPI Driver 3.23.08 がロードされるが、ArcaOS のインストール向けの機能制限版だという。ちなみに DVD でインストールすると、こんな文句は出ない。

ただいまインストーラを準備中。

ArcaOS 5.0.1 以前の時とはうってかわってフォントが太く見やすくなった ArcaOS Installer

Next を押せばインストールが始まり、System Management を押せばユーティリティデスクトップが起動する。ここではユーティリティデスクトップを選択。

DVD ブート時と変わった点はないように思う。しかしながら Qt ブラウザの Aurora が搭載されているので、オンライン上のヘルプにアクセスできるのが大きい(なおモバイル無線ルータを使っているので無線接続中。一度親機の設定を済ませればいつでも使えるから便利)。

Disk → Manage Volumes (Text) を選んだところ、Arca Noae InstallerExecute Shell が起動した。たとえば minilvm にも Logical Volume Management (simple) というオブジェクト名が付いていたりして紛らわしいので、せめて ArcaOS のユーティリティは名称を統一してほしい。

あと Disk → Resize Partitions を選んだところ、The program is checking your partition layout... というメッセージを出したまま押し黙ってしまった。どうやらこれも地雷のようだ(笑)

おかげで ArcaOS Installer 終了時にこのウィンドウだけ閉じなくて、あえなく強制電源オフを選んでしまったため、Cドライブに仕込んであった ArcaOS 起動時に chekdsk が走ってブートに時間がかかった(ちょうどスクロールタイミングで見にくかった、ごめん)。

 

とりあえず ArcaOS 5.0.2 についてさらっと紹介すると、こんな感じ。もし興味があっても今は公開 beta テストという感じ(笑)なので、とりあえずは Warp4 からのアップグレードライセンスが提供される ArcaOS 5.1 のリリースまで待った方がいいと思う。

もっともそこまで待っても日本語版は出ないと思うけど、Win-OS2 が使えない ArcaOS 5.0.2 で日本語入力できるようにした猛者がいる。ちなみに僕が Palm エミュを使った日本語入力をしないのは、テストでひっきりなしにインストールしなおしているので、単に面倒くさいだけ(笑)。標準でインストールされる Firefox 38.8 さえあれば Ajax IgoIME で用は足りるしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年の桜の開花予想、民間気象会社3社どこが的中するの?

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毎年恒例の桜開花予想の時期がやってまいりました。・・・といって別にこのブログで独自の開花予想をするのではなく、民間気象会社が提供する開花予想を見比べようというのが趣旨ですけど(汗)
 

さて先日気象庁が発表したところによりますと、昨年12月からの低温や大雪はラニャーニャ現象により日本列島に寒気が流れ込みやすくなったのが原因だそうです。ラニャーニャ現象とは、強い東風と地球の自転からくる深海からの冷たい海水のわきあがりによって「太平洋赤道域の中部から東部」の海水温が低下することで、インドネシア上空の積乱雲がいつもより活発化すること。今シーズンは「②大気上空の高気圧が北西側で強まる」ことで、日本付近を通過する偏西風が蛇行して、いつもより寒気が流れ込みやすくなったらしいですね。

統計的にはラニャーニャ現象が起きると、北日本太平洋側が晴れやすくなる(日照時間が多くなる)傾向がみられるようですが、今年はたびたび寒気が流れ込んだことにより、広い範囲で長い期間平均気温を下回りました。ちなみにエルニーニョもラニャーニャも発生しなかった去年の同時期はこんな感じでした。

このラニャーニャ現象は2月末まで続くとみられるため気象庁の1か月予報によれば、2月末まで寒気の流入はありますが、3月に入れば全国的に平均気温を上回るとみられています。ただ基本的に3-4週目は予測精度が低いのでまとめて表示されていますし、3月3日を過ぎた途端にぱっと暖かくなることを示すわけでもありません(木曜日の今日は最新予測の発表日なのであとでチェックしておこう)。

 

では気象庁が開花予想をやめてから8年目の春、日本を代表する民間気象事業者3社が今年の開花前線をどのように予想しているのかみていきましょう。
 
まずは気象庁と台風の上陸の定義をめぐってバトルする、気象予報業界の暴れん坊ウェザーニューズ社のさくら情報から。

靖国神社(東京)などで3/21に桜開花 強烈寒気で例年よりやや遅い傾向に

今シーズンのソメイヨシノの開花は、3月21日に舞鶴公園(福岡県)や靖国神社(東京都)から始まり、熊本城(熊本県)や高知公園(高知県)、上野恩賜公園(東京都)など3月下旬に続々と開花し、3月末から満開を迎える所が増えていく見通しです。

西・東日本は、3月前半まで度々寒気が流れ込むため、つぼみの生長はゆっくりとしたペースになりそうです。3月後半になると、周期的に暖かくなり、つぼみの生長はだんだん加速するものの、桜の開花は例年並〜やや遅い予想です。

北日本も、3月前半まで冬型の気圧配置になる日が多いため、気温は平年並か低く、つぼみの生長はゆっくりです。ただ、開花が近づく4月に入ると、春らしい陽気となる日が増えるため、つぼみの生長が加速し、例年並の開花となる所が多い見込みです。弘前公園(青森県)は、GW前に満開を迎えるため、GWは早めのお花見がおすすめです。五稜郭公園(北海道道南)は、4月下旬に咲き始め、GWいっぱいお花見を楽しめそうです。

今年はすでに第二回発表ですか。やる気満々なのは伝わってきますが、予想をあてる方はどうなのでしょうね。過去の実績からあまりこまごまと紹介したくないのです(笑)が、

相変わらず開花基準に1輪開花を採用していて、5-6輪を基準とする他社と比較しようがないのがウェザーニュースクオリティ。

過去14年間でのべ18万人の「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートと気象予測をもとに算出。お花見旅行などの計画にお役立てください。

ここ桜の名所の開花発表を一手に引き受けている感はあるので、開花したかどうかのチェックには向いているのですが、気象予測をもとにした開花予想はとんとあてになったためしがないので、お花見旅行の計画の参考にはしないほうがいいかも(個人の感想です)。

 

つづいて今年は1月25日から開花予想をスタートさせている、ウェザーマップ「桜の開花予想2018」より

2018年のさくらは、平年並みの所が多くなりそうです。近年ではやや遅めの開花ということになります。ただし、九州や四国と北海道では平年より早めの開花となる地域もありそうです。前回の予想より、西日本でやや早まりました。

 今年の冬は、寒気が日本付近に流れ込みやすく、寒い日が続きました。このため、休眠打破は順調に進んでいて、花芽の成長は早まっていると考えられます。この影響は暖かい地域ほど強くなります。
 2月の前半までは非常に厳しい寒さとなりましたが、2月の後半になると寒気の影響が弱まり特に西日本で暖かい日が増えてきます。3月は寒の戻りもあり、平年よりは寒い日が多くなると考えられます。
 このため関東から西では、寒冬による開花を早める効果と、1月下旬以降も寒い日が多く開花が遅れる効果が打ち消し合い、ほぼ平年並みの開花となりそうです。九州や四国では休眠打破の影響が大きく2月下旬の気温も高いため、平年より早い開花となりそうです。
 北海道は、3月と4月を中心に気温がやや高めとなる見込みなので、平年よりもやや早い開花となりそうです。 

あーウェザーマップの桜開花予想は本日15時更新で、これは2月8日発表分。こちらもあとで更新しておきましょう。

 

最後は日本気象協会「桜情報 - 開花予想」より。 

各地の桜(ソメイヨシノほか)の2018年予想開花日の傾向

 2018年の桜の開花は、九州で平年並みかやや早く、その他の地域では平年並みの予想です。桜前線は、3月20日に熊本と宮崎、高知でスタートします。21日には長崎と鹿児島、続いて23日に福岡、佐賀、24日には東京と大分で開花する見込みです。そして3月末までに四国、中国、近畿、東海、関東の多くの地点で開花するでしょう。桜前線はその後も順調に北上し、4月上旬には北陸や東北南部に達し、4月中旬以降には東北北部や長野県でも開花する見込みです。桜前線が津軽海峡を渡るのは、5月に入ってからとなりそうです。
 2月14日に九州と中国、北陸で「春一番」が吹き、全国的に気温が平年より高くなりましたが、暖気の流れ込みは一時的で、1月までと同様に2月の気温も全国的に平年より低く経過しています。
 この先の気温は、3月前半は全国的に平年並みか高くなり、3月後半、4月とも西日本や東日本は平年並み、北日本では平年並みか高い予想です。そのため、前回予想より多くの地点で予想開花日が1~2日程度早まりました。なお、桜のつぼみは、冬の低温にさらされたことで休眠打破が順調に進んでいると見込まれますが、休眠打破後も寒さが続いているため、生長は遅くなっていると考えられます。3月から4月にかけては、気温が平年並みか高い予想のため、桜のつぼみは徐々に生長し、桜の開花は平年並みのところが多いでしょう。



日本気象協会の更新が昨日でよかった。ウェザーニュースが靖国神社の一輪開花日を3月21日にしているのですが、日本気象協会の予想でも東京(23区?)だけ3月25日までに開花するラインをいれてきています。それでも高知や九州のほうがさらに開花が早いというのが大きな違いです。3月20日に5-6輪開花するということは、一輪開花は当日もしくはその数日前にしないとおかしいわけですから。

 

ただ全体的に見れば「平年並み」。関東・東海、そして西日本にかけては3月末までには開花宣言があり、開花前線が津軽海峡を渡るのはゴールデンウィークになりそうですね。

 

 

2018年の桜の開花予想、民間気象会社3社どこが的中するの? その2

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2月25日

2月26日

2月27日

2月28日

3月1日

3月2日

3月3日

3月4日

3月5日

3月6日

2月末より昼間の気温が上昇しやすくなったのでラニャーニャ現象は終息したのかと思っていたのですが、エルニーニョ監視速報(No.306)によると、「大気の状態にはラニャーニャ現象時の特徴が不明瞭」だが「エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より低い」ままなのでラニャーニャ現象自体の発生確率は依然として高いとし「春の間に終わる可能性が70%」のようですね(なんだかよく分からない話ですが。汗)

 

 

ただ3月1日や5日など朝方も気温が高かったせいか、ソメイヨシノより開花時期の早いカンザクラが3月上旬に見ごろを迎えていました・・・というか気づいた時には終わっていたという(今住んでいる所がちょっと離れているので、今までのようにはいかない)。

3月12日

3月13日

3月14日

3月15日

3月16日

3月17日

3月18日

そういうわけで、伊豆半島某所の早咲きソメイヨシノも今週末どうなっているのか確認しにいけてないです。確認しに行くと、たぶんまたブログが書けなくなるという・・・A(^_^;

 

ただひとつ言えるのが、ウェザーニュースの開花予想は相変わらずだなという話。3月13日に発表された「第5回桜開花予想」によれば、

今週末にも東京ほか7県で桜が開花!春の陽気で各地の予想早まる

過去14年間でのべ18万人の「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートや2801通のつぼみ調査報告(2018年3月8〜10日実施)、さらに気象予測をもとに算出。お花見旅行などの計画にお役立てください。

西・東日本では例年並〜やや早い、北日本は例年並の予想

ソメイヨシノ開花予想日(名所)
・靖国神社(東京都)   3月17日
・熊本城(熊本県)    3月17日
・高知公園(高知県)   3月17日
・上野恩賜公園(東京都) 3月19日
・清水寺(京都府)    3月25日
・弘前公園(青森県)   4月20日

今シーズンのソメイヨシノの名所の開花は、3月17日に熊本城(熊本県)、舞鶴公園(福岡県)、高知公園(高知県)、靖国神社(東京都)で始まり、上野恩賜公園(東京都)など3月下旬にかけて続々と開花し、3月末から満開を迎える所が増えていく見通しです。
今冬の厳しい寒さにより休眠打破が行われ、2月末からの暖かさでつぼみの生長が加速しました。特に3月前半は西・東日本で20℃前後の暖かさとなった日もあり、昨年の同時期より生長の進んでいるエリアが多くなっています。

先月発表の第2回では何て言ってたっけ?「強烈寒気で例年よりやや遅い傾向」じゃなかったっけ(笑)

西・東日本は、3月前半まで度々寒気が流れ込むため、つぼみの生長はゆっくりとしたペースになりそうです。3月後半になると、周期的に暖かくなり、つぼみの生長はだんだん加速するものの、桜の開花は例年並〜やや遅い予想です。

例年の開花日だけを見て「靖国神社は3月21日」とか言っていたしまったくあてにできないから、来年はさくらプロジェクトの参加者が見込める3月から始めたほうがいいよ>ウェザーニュース(笑)

 

つづいてはウェザーマップのさくら開花予想2018より。

ひとくち解説【3月15日更新】
15日に高知で開花が発表されました。
 今年のさくらは、平年より早く咲くでしょう。平年より10日近く早い地域もありそうです。
 前回の予想と比べて、3月下旬~4月上旬の開花を予想していた地域は、1~2日遅くなっています。3月下旬の気温が、これまでの予想よりも低めになるとみられるためです。

 今年の冬は、寒気が日本付近に流れ込みやすく、寒い日が続きました。このため、休眠打破は順調に進んでいて、花芽は成長しやすい状態と考えられます。この影響は暖かい地域ほど強くなります。
 一方、暖かさで花芽の成長が進む1月下旬以降、2月にかけて非常に厳しい寒さとなったため、花芽の成長は2月末時点ではやや遅れ気味だったとみられます。
 しかし、3月に入ってかなり暖かい日が多くなっているため、2月の遅れを一気に取り戻す形で、平年より早い開花となりそうです。

実は2月上旬の予想で「ほぼ平年並みの開花」と言っていたのですが、3月20日までの高知の開花予想は的中させていますね。

 

最後は日本気象協会「桜の開花予想」

各地の桜(ソメイヨシノほか)の2018年予想開花日・予想満開日

 2018年の桜の予想開花日は、九州から東北の広い範囲で前回予想(3月7日発表)より1日~5日早まり、北海道では前回予想とほぼ同じ見込みです。平年と比べると、九州から東北で3日~7日早まるところが多く、北海道では3日ほど早いでしょう。
 桜前線は3月16日に高知からスタートし、17日に熊本と高知県宿毛、18日には宮崎、和歌山で開花するでしょう。東京と横浜は20日、大阪では21日に開花の便りが届く見込みです。九州から関東と北陸の一部では、3月末までに開花し、4月上旬には北陸や長野県、東北南部で開花するでしょう。4月中旬以降は東北北部で開花し、4月末には桜前線が津軽海峡を越え、北海道の函館や札幌などで開花する見込みです。
 この冬(12月~2月)は、気温が西日本を中心に全国的に平年より低く経過しましたが、3月は一転し、気温が平年を上回る日が多くなっています。この先4月上旬にかけても気温は全国的に平年より高い予想で、特に25日頃までは九州から東海で気温が平年よりかなり高くなる見込みです。このため、前回予想と比べ、九州、四国、中国、近畿、北陸で4日前後、東海、関東、東北で2日ほど早まりました。
 満開日は、開花のおよそ1週間後となり、予想満開日が最も早いのは高知で3月22日でしょう。九州から関東では、3月末までに満開となるところが多く平年より1週間前後早い見込みです。北陸、長野、東北南部は4月上旬、東北北部は4月下旬、北海道でも5月中旬までに満開になるところが多いでしょう。

前回の更新時に日本気象協会だけ2月21日発表を紹介したので、特にコメントはなしで。

なお最新の気象庁1か月予想によりますと、来週は関東以西で平均気温が上昇、3月24日の週は北日本で平均気温が上昇するとされています。また一か月を通してみると、関西以西では日照時間が長く降水量が少なく、北日本は雨がちという予想です。

 

 

 

伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅のラブライブサンシャイン装飾リニューアル

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ラブライブサンシャイン沼津情報ページ

伊豆箱根鉄道プレスリリース

 

3月31日土曜日伊豆の国市に用事があったついでに、「HAPPY PARTY TRAIN」走り出し1周年を迎えるにあたって実施された伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅の装飾リニューアルを見てきました。

 

 

蒸気機関車 Aquours 号にメンバー9人とたくさんのハートマークがあしらわれた可愛いデザインに模様替えしていましたが、以前のものよりなんかスペースが広くなっていませんか?これで本当に大丈夫なの、伊豆箱根鉄道さん。

 

・・・というのも、伊豆箱根鉄道がプレスリリースを発表する前にこんなツイートが流れてきたからですが。

地元の反対勢力のクレームで駅舎ラッピングをやめるらしいという話。しかも続報としてこんなツイートもあったし。

地元の市条例に違反しているので、割合と色彩が法規定内に収まるデザインに変えるらしいという話も。

 

あ、そうそう「地元の反対勢力」が懸念を表明した(笑)、リニューアル前の伊豆長岡駅の装飾はこんな感じでした。

 

 

 

電車をおりて伊豆長岡駅の改札口を出ると、およそド田舎に似つかわしい衣装を身にまとった女の子のパネルがまるで風俗店のように並んで見えたものです。ちなみにこれらは伊豆箱根鉄道で運用されているラッピング電車 HAPPY PARTY TRAIN と同じコスチュームでしたね。

 


HAPPY PARTY TRAIN の PV に出てきたイズッパコの電車はいたってふつうなんですけどね(てゆうか伊豆箱根は普通しかありません)。


さて今回の伊豆長岡駅リニューアルについて産経ニュースが伝えたところによりますと、

 

伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅(静岡県伊豆の国市)に設置されていた人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のイラスト装飾が市から条例違反の指摘を受け、別のものに張り替えられていたことが30日、分かった。

平成27年に世界文化遺産に登録された韮山反射炉がある同市では昨年4月から周囲の景観を阻害するような派手な屋外広告物を規制する条例を施行しており、ガラス張りの駅舎の壁面を全面的に使った同装飾は大きさなどが条例に違反していたという。

「張り替えられていたことが30日、分かった」って、産経さんが伝える10日も前に「(3月中に)張り替える」って伊豆箱根がプレスリリース出していたのですから、この書き方はないでしょう。ああでも確かにリニューアルする真の理由というか大人の事情を伊豆箱根鉄道は伏せてましたね(笑)。



さて「新しい装飾もガラス張りの駅舎の壁面を全面的に使ってますけど、地元の条例は大丈夫なの?」という疑問について、2ページ目に書いてありました。

現状では大きさでも色でも条例に違反するため、同鉄道は窓ガラスの外側に掲示していたイラストを屋内側から張り付ける形に改め、装飾を“屋内広告”扱いとする対応を取った。

 屋内広告の場合は市の条例による規制の対象外となるため、色や大きさについての制限はなくなる。同鉄道は張り替えに合わせ、イラストを別のものに変えたが、色は原色を使用しており、総面積も47・6平方メートルと逆に増えた。

ええー新しいラッピングは屋内広告だったの?

 

撮影の都合上駅舎に人が少ない時間帯ということで深夜に撮影しましたが、ほとんど駅舎の中からは見えません(ちなみに昼間も見え方は同様)。せめて以前のラッピングのように透けているのなら、屋内広告物という主張も分かるのですが、どう見ても今回法律の不備を突いたとしか思えません。

 

ちなみに京都市では、ガラス面の内側に貼ったものについても「特定屋内広告物」として一定の面積制限等を定めている模様です。ぜひラブライブサンシャインラッピング反対派の方におかれましては、伊豆の国市条例案の改正の参考にしていただければと存じます(笑)。

 

まあただ今日改めて見に行くと、アニメラッピング自体がひとつの観光資源になっているのがよく分かりました。反対勢力の皆さまにおかれましても、かつてNHK大河ドラマ「草燃える」のロケ地で観光客を呼び込んできた過去を思い出せるはずです。ラブライブサンシャイン自体は地元 SBS 静岡放送が深夜に放送するくらいマイナーなアニメではありますが、主な舞台となっている沼津市では新たな観光資源として力をいれています。その人気に乗じて伊豆箱根鉄道が利用することはもうちょっと寛大になってほしいです。

 

かくいう僕もつい昨日までは「HAPPY PARTY TRAIN なんか恥ずかしくて乗っていられるかよ」派だったわけですが(汗)

 

沼津あげつち商店街

 

そういえば今日は古参のラブライブサンシャインラッピング電車  『恋になりたいAQUARIUM Ver.』 の運行最終日とあって、大勢のカメラ小僧も乗車していましたしね。家に帰るついでに修善寺駅にも寄ってきました(帰る方向が逆だろ)が、いやー 「いずっぱこスプリングフェスタwithスイーツフェア いこうよ!修善寺駅!!」 の撮影会が盛り上がっていたようでなによりです。

 

こんなパネルと一緒に電車を撮ってどこがいいのかさっぱり分かりませんでしたが、最後ということで(笑)

 

なおもっと大きな写真で見たいという人は Google Map にもアップしています。リンクは張りませんが・・・。

 

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